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受給事例

公開日:2020/02/19
  最終更新日:2022/12/27

【統合失調症での障害年金】主治医以外の医師の診断書で2級受給が決定

主治医以外の診断書を提出した統合失調症での受給例

40代男性(神奈川県相模原市在住)

傷病名
統合失調症
受給できた年金
障害基礎年金2級(事後重症)
受給年額
約78万円

ご依頼までの経緯

このケースはご家族からのご相談です。ご本人は統合失調症の症状が重く、約2年前に現在の医療機関に入院。退院予定の目処も立っていない状態でした。
当初は20年前の初診日を証明する手段についてのご相談でしたが、ご家族がすでに依頼していた年金診断書を入院中の医療機関から受け取ると、「日常生活能力の判定」がすべて「できる」とされ、「日常生活能力の程度」も著しく軽く記載されており、本人の日常生活状況とはかけ離れた内容でした。
このままご家族が手続きを行えば、ほぼ不支給は間違いないと思えました。

当社での対応

20年前の初診日を探す

約20年前の初診については、本人が入院中であったこと、転院を繰り返していたことから、やはりすぐには判明しませんでした。
初診の医療機関を特定するため、場所や時期の断片的な記憶から可能性のある医療機関を一つひとつあたっていきました。
初診と思われる医療機関を特定し問い合わせたところ、新患受付簿に名前と日付記載があり、当該医療機関に受診状況等証明書の作成を依頼することができました。

診断書の再作成依頼

入院先の担当医師が作成した診断書は、「日常生活能力の判定」のすべてが「できる」となっていました。
しかし、幻覚、妄想などの陽性症状は消失しているものの、自閉、感情の平板化、意欲の減退などの陰性症状が長期化しており、日常生活には常時の援助が必要な状況というのがご家族のお話でしたし、入院するほど症状の重い方が、単身で生活したときに日常生活のすべてを自分でできるとはとても思えませんでした。

そこで、入院先医療機関の担当ケースワーカーに相談をすると、理解を得られ、本人・ご家族と共に院長面談を設定していただくことができました。
院長面談では、診断書作成医用の記載要領(厚生労働省作成)を示しながら、障害年金審査で重要とされる記載項目などの情報提供を行いました。

後日、院長による診察の結果、病態や日常生活状況が正しく反映された診断書を受け取ることができました。

結果

障害基礎年金2級で受給年額約78万円の受給ができました。

精神疾患以外の傷病についても言えることですが、入院患者を中心に診ている医師が生活状況を判断する際、比較対象がとても重い人になってしまうことがあります。
外部から見れば相当に症状の重い人であっても、医師から見ると「寝たきりの人に比べるとできている」と判断されてしまうことがあるのです。
そういった場合は、厚生労働省の見解などの具体的な見解を伝え、再考を求めるのも一つの手段です。

ご本人(ご家族)からのメッセージ

ご相談いただく前はどのようなことにお困りでしたか? 社労士に相談することに不安はありましたか?

病院を転々としていて、情報収集の仕方が分からず、更に相談しおうとしても相模原市の年金事務所の予約が1ヶ月以上先になってしまうなど、進め方が全く分からず先が見えなかった。
ネットで代行を頼めることを知り、料金は高いが確実な手段を選ぼうと思った。
専門の方にやって頂くことに不安は全くなかったです。

当事務所に依頼した理由と業務完了後のご意見、ご感想などご自由にお書きください。

地域的に近い所の方が良いかと思い、こちらに依頼しました。
案件の内容的に結構な手間がかかったと思うのですが、迅速且つ確実で丁寧な対応、こちらの質問にも分かりやすく回答頂けて本当に感謝しています。個人で対応していたら申請するまでの何ヶ月もかかっていたかと思うと、この料金で希望の結果になるなら大変満足です。
ありがとうございました。

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