課題:地域福祉計画の概要について説明しなさい
規定文字数:500字
本文文字数:600字
平成29(2017)年5月に、改正社会福祉法がなされ、各法自治体において以下の3点が目標として掲げられた。
①住民同士、相互に助けあう、つまり共助意識の定着を強化し、公的支援との協働を図る。また、各地域における問題解消や課題解決のための体制を整備する。
②対処すべき案件がいくつか複合された課題に対応すべく、相談支援を始めとする、包括的支援体制の構築。
③地域福祉としての各連携機関の充実を図る
各地域で安心して暮らすために、官民問わず提供される福祉サービス利用が必要なケースは、実に多くの事例がある。代表的なものとしても、家計・子育て・教育・介護・障害・疾病・健康保険のほか、住居確保や就労などと多岐にわたる。
すべての地域住民が、社会的孤立に陥らないように、何らかの方策で、暮らしと労働のふたつ、またはいずれかの観点から、社会の輪に参画しているという自己認識は極めて重要である。
地域住民である個人や世帯のさまざまな課題を、本来の語彙である「包括的に支援」するとは、すなわち、「すべてをひっくるめてとことん助けていく」こと以外、なにものでもない。
かといって、やはり法律や制度の括りが存在するため、支援者の労働対価や人材の需要と供給などの範囲内で収められる、支援対策に限定されることはいたしかたない。
計画とは、あくまで、文言で記されただけの文書であるが、事実、もっとも重要なのは「行動」することであるとの認識に至る。
参考文献
- PDF│厚生労働省 平成30年度 生活困窮者就労準備支援事業費等補助金 社会福祉推進事業 地域での計画的な包括支援体制づくりに関する調査研究事業/地域共生社会の実現に向けた地域福祉計画の策定・改訂ガイドブック 社会福祉法人 全国社会福祉協議会
URL:https://www.shakyo.or.jp/tsuite/jigyo/research/20190405_book.pdf