課題:成年後見の申立ての流れを説明しなさい
規定文字数:500字
本文文字数:600字
成年後見申立ては、本人が住民登録している地域管轄の家庭裁判所で取り扱う。申立て可能とされる人物は、本人・配偶者・4親等内の親族・成年後見人・任意後見人・成年後見監督人・市区町村・検察官である。自ら手続きを行うにあたり不安がある場合には、弁護士・司法書士に相談できる。
必要書類として
1.申立書類:申立事情説明書・親族関係図など7点(取寄先は管轄家庭裁判所・支部の窓口、郵送で取り寄せ、ウェブサイトからもダウンロードが可能)
2.診断書・診断書付票(1に準じる)
3.本人及び後見人等候補者の戸籍謄本(両者が同一戸籍の場合は1通、各自治体窓口で発行)
4.住民票(2に準じる)
5.登記されていない証明書(管轄法務局発行)
以上は、発行日より3か月以内のものが有効。
6.愛の手帳の写し
以上を用意する。
7. 費用として
・収入印紙(申立費用800円+登記費用2,600円)
・郵便切手(後見の場合3,200円・保佐/補助の場合4,100円)
・鑑定費用(本人に判断能力がどの程度あるかの、医学的判定による鑑定診断書付票に記載の金額)
が必要となる。
具体的な流れとしては、
①必要書類収集→
②申立書作成→
③申立書提出→
④申立書審査→
⑤申立人・後見人候補などとの面接→
⑥本人調査:本人との面接→
⑦調査官の調査:親族への意向照会
⑧医学的鑑定→
⑨審理・審判:後見などの開始・成年後見人などの選任
以上となる。特に問題がなければ、通常申立てから1~2か月で審判に至る。
参考文献
- PDF│成年後見申立ての手引 ~東京家庭裁判所に申立てをする方のために~東京家庭裁判所 立川支部
URL:https://www.courts.go.jp/tokyo-f/vc-files/tokyo-f/file/140528seinenkokenmousitate-no-tebiki.pdf