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ノロウィルス感染症の原因と症状、予防方法

公開日:2022/01/28
  最終更新日:2022/02/01

課題:ノロウィルス感染症の原因と症状、予防方法について説明しなさい

規定文字数:500字
本文文字数:600字

ノロウイルス感染症は、感染性胃腸炎に分類される疾患である。おもに11月から患者数が増え始め、12月にもっとも発症率が高いという特徴を持つ。ノロウイルスは、食品・手・指などを介して経口感染し、腸管内で増殖する。食中毒検査による直接的ウイルス検出は困難とされ、現状、特定される食品はない。そのため、感染した食品取扱者を媒介しての、食品汚染が原因とされている。ウイルスが特定不可能であるため有効ワクチンがなく、おもな治療法は点滴などの対症療法に限定される。感染時から発症までの潜伏期間は、およそ24~48時間であり、おもな症状は、おう吐・腹痛・下痢、また、軽度の発熱を伴う場合もある。通常、これらの症状が1~2日続いたのち治癒し、後遺症はないとされる。 また、感染しても発症しないケースや、軽度の風邪に似た症状で治まる場合もある。もとより健康な罹患者は、軽症な経過によって回復が望めるが、幼児・高齢者・体力が衰えている場合などでは、重症化につながることもある。また、いったん飲み込んだ食物が、再度、胃から逆流された吐しゃ物が、誤って気道に入り詰まることによって死に至る場合もある。感染拡大を防ぐためには、手指に付着するウイルスを落とす、入念な手洗いが最も有効とされる。家庭内調理・飲食業従事者、また、医療機関・介護施設・保育園などに至る従業者は調理も含め、罹患者の汚物処理・オムツ交換後も入念な手洗いが必須とされる。

参考文献

  • 厚生労働省│ノロウイルスに関するQ&A(全体版PDF) 改訂 平成30年5月13日
    https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/0000209627.pdf

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