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障害年金用語集

公開日:2024/05/22
  最終更新日:2024/05/23

ミノウ

未納

未納は国民年金の納付を行っていない状態のことです。
字の意味だけで考えると、これから先のまだ納付を求められていない期間も確かに「未納」といえますが、年金制度で未納という表現を使うときは、「納付を求められている期間であるにも関わらず、年金を納めていない状態」を指します。

障害年金には納付要件というものがあり、以下のいずれかに該当する必要があります。

  1. 初診日前日において、初診日のある月の前々月までに全期間の2/3を納付している
  2. 初診日前日において、初診日のある月の前々月までの直近1年を納付している(令和8年までの特例)
  3. 初診日の時点で20歳未満であった

障害年金受給に重要な年金の納付要件

未納が多すぎると、障害年金や老齢年金を受給することができなくなってしまいます。
公的年金制度が保険の一種だと考えれば、病気や怪我をしてから保険料を納めても、支給を受けられないということが分かるかと思います。

もし、病気で働くことが難しく、国民年金の納付が困難であるならば「納付猶予制度」や「納付免除制度」の利用を考えてみてください。
あらかじめこれらの制度を利用しておくことで、実際には納付していなくても、納付していた期間として計算され、障害年金や老齢年金の納付要件を満たすことができます。
さらに免除であれば、満額ではありませんが支給額にも反映されます。

社会保険労務士 小西 一航
小西 一航
さがみ社会保険労務士法人
 代表社員
社会保険労務士・精神保健福祉士

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