厚生労働省より、令和6年度の年金額が発表されました。
去年の物価上昇率が3.2%、過去3年間の名目賃金の上昇率が3.1%となったことを受け、
令和6年度は前年度から2.7%引き上げ、障害基礎年金2級は816,000円になります。
2年連続の2%超えの増額改定となりましたが、それを物価上昇率はそれを上回るため、厳しい状況は続くと思われます。
- 年金額の改定は4月からですので、実際の振込額の変更は6月(4月分、5月分)になります。
- 日本年金機構より6月頃に改定通知が届きますのでご確認ください。
年金額
等級 | 年金額 |
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障害基礎年金1級 | 1,020,000円 |
障害基礎年金2級 | 816,000円 |
障害厚生年金3級 | 612,000円(最低保証額) |
障害厚生年金2級と1級は従来の報酬比例額の計算通りです。
障害厚生年金の計算方法
等級 | 年金額 |
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障害厚生年金1級 | 報酬比例の年金額 × 1.25 + 配偶者の加給年金額 +基礎年金 |
障害厚生年金2級 | 報酬比例の年金額 + 配偶者の加給年金額 + 基礎年金 |
障害厚生年金3級 | 報酬比例の年金額 ※最低保証額 |
加給金
配偶者の加給年金額
- 配偶者加給金
- 234,800円
子の加算
加算の対象となる子の定義は以下の通りです。
- 18歳到達年度の末日(3月31日)を経過していない子
- 20歳未満で障害等級1級または2級の障害者
- 子の加算(2人まで)
- 234,800円
- 子の加算(3人目から)
- 78,300円
障害年金生活者支援給付金
等級 | 年金額 |
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障害基礎年金1級 | 月額 6,638円 |
障害基礎年金2級 | 月額 5,310円 |
- 小西 一航
- さがみ社会保険労務士法人
代表社員 - 社会保険労務士・精神保健福祉士