横浜オフィスの鈴木です。
自閉症の息子のリュックにはヘルプマークがついています。ヘルプマークは援助や配慮を必要としていることが外見ではわからない人々が、周りに配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう作成されたものです。
息子を連れて電車に乗ると、ヘルプマークに気づいた方に声をかけていただくことがあります。たいてい座席の提供を申し出てくださるのですが、体は元気なので今は感謝の意を述べつつお断りしています。(幼少期、激しいパニックに疲弊していた頃には座らせていただくこともありました。)
にこやかにお断りすると気まずくなることもなく、皆さん温かく見守って下さいます。
では、なぜヘルプマークをつけているのか。
息子は一見普通に見えます。ところが、数分様子を見ているとあれっ?ちょっとおかしいかな?と感じると思います。急に笑いが出たり、独語を言っていたりと同世代のお子さんとは全く違います。ヘルプマークがあることで「あ、ちょっと配慮が必要な子なのかな?」と想像してもらえるというのは本当にありがたいです。成長して、公共の場でご迷惑をおかけすることはほとんどなくなりましたが、ヘルプマークにはしっかりと私の連絡先が記載してあります。幸い今のところ電話はかかってきていません。
妊婦さんのためのマタニティマークや車いすマークなど他にもたくさんのマークがあります。いつも配慮を受けるばかりでなく、何か手伝えることがあれば私も誰かの力になりたいと思います。
- 鈴木
- さがみ社会保険労務士法人
横浜オフィス所属 - 社会保険労務士有資格者