先週、綾瀬市の「親なきあと個別相談会」に参加しました。
この相談会では、親亡きあとの障がいのある子どもの生活や暮らし、年金などの収入の確保、お金や財産の管理、相続、家族関係などについて、不安や悩みを相談することができます。
幅広い相談に対応するため、相談員は福祉職(社会福祉士、精神保健福祉士)だけでなく、法律職(司法書士、弁護士)や医療職(保健師)などで構成されています。
相談員は異職種(福祉職+その他)でペアを組み、それぞれの相談にあたります。
今回ペアを組んだ鈴木さんは保健師ですが、綾瀬市の障がい福祉課に在籍し、本職の医療的知識を活用しながら多くの相談業務にあたっているとのことでした。
最初は緊張した面持ちの相談者でしたが、鈴木さんの二言三言でにこやかな面持ちに変わり、一瞬で話しやすい雰囲気にしてしまいました。
私は年金専門職として参加させてもらってから3年目になりますが、福祉職の方々の高度な面接技術にはいつも驚かされます。特に、身振り、手振り、表情、声のトーンなどの非言語的コミュニケーションを上手く使い分けている印象があります。
当社はコロナ渦以降、ほとんどの相談が対面から電話やオンラインへ切り替わりました。
対面に比べて電話やオンラインは空気感などが伝わり辛いですが、本業である障害年金の相談にも福祉職の面接技術を取り入れ、更なる顧客満足に繋げて参ります。
- 小西 一航
- さがみ社会保険労務士法人
代表社員 - 社会保険労務士・精神保健福祉士