これって死語なの?
WEB担当です。
流行が廃れて使われなくなったことば、物が存在しなくなって消えた言葉。
よく「死語」と言われますが、最近、ちょくちょく「あっ、死語だったか」となることが増えてきました。
私はいわゆる「ネット老人会」といわれるくらいのネット歴です。
実際の年齢とは関係なく、「ネットデビューを0歳としてカウントしたネット内年齢」でそこそこの年齢に達した人々をそう呼ぶとお考えください。
中ではおそらく若い方で、「テレホーダイ」やら「ネスケvsIE」「ウェブリング」の世代です。と言って、果たしてどのくらいの人に通じるのか分かりませんが……。
さて、今回はそんなWEB担当が最近、うっかり使ってしまって通じなかった「死語」の話をさせてください。
冷凍/凍結・解凍
もう通じないと分かっているんですが、どうにも染みついて離れないのがコレです。
冷凍/凍結する・解凍する。なんの話かお分かりでしょうか。
パソコン上のデータファイルに対して使う語です。
フォルダ内のファイルをひとまとめにギュッとして、データサイズを下げたりするときに使います。
ファイル形式は.lzh や.zip。そう、今で言う「圧縮・展開」です。
おそらく、「冷凍」だと容量が増えてしまうイメージがあったり(水から氷になると体積が増えますよね)、容量が減るにしてもちょっぴりな感じがあったりして、使われなくなったのかなあなんて想像しています。
圧縮の方がギュギュギュギュっとしている感じありますよね。
というわけで、冷凍はまあいいんです。
でも、今も解凍って通じると思ってたんです……!
実は言いたかったのはコレでした。
ROM
このROMはCD-ROMとかのROMです。
って、あれ、通じないですかね。そしたら、DVD-ROMでどうで……あっ、ご存知ない。
というやりとりが今、脳内で行われました。
ROMは「Read Only Memory」の頭文字を取ったもので、書き込みのできない読み込み専用の記録媒体のことです。
ここから、掲示板などで書き込まず見ているだけの人を「ROM専」などと言っていました。
ここ数年、趣味で「一度答えを知ったらもう遊べないゲーム」をオンラインでしていまして、そこで「この問題知っているからROMってるね」と発言したところ、数名から「どういう意味?」と聞き返されてしまいました。
「答えを知っているから見守ってるね」と言い換えたのですが、解凍が圧縮となったように、なにかいい単語に置き換わっているのでしょうか。
orz
これが使えないの、とっても困っています。
oが頭、rが腕をついた手と胴体、zが折り曲げた足を示しており、orzで「両手と膝をついてうなだれる人」を表しています。
「やっちまったorz」
みたいに、自分がガックリ来たときに使います。
絵文字が使えないシーンで、重宝していたのですが、最近上述のゲームの場で使ったところ。
「なんの誤字ですか?」と聞かれたのでショックを受けました。
えっ、もう通じないの……?orz
ユーザ、プリンタ、モニタ
どれも通じはするので、困り度はそこまで高くないのですが、かつてのJIS規格では「3音以上の単語の長音は省略する」ということになっていました。
そのため、Windowsでも「マイコンピュータ」などと表記されていました。
マイクロソフトについては2008年に伸ばすように変更したらしいですが、JIS規格はついこの間までこのルールでした。
そう、全然知らない間に、廃止されていたんです。そして未だに、いつ変わったのかが分かりません。
このクセが強く残っている人を見ると、パソコン歴長いのかななんて思ってしまいます。
まとめ
インターネットは移り変わりの早い世界。
新しい情報の入手とともに、古い情報の切り捨ても必要になってくるのかなぁなんて、今回のブログを書きながらしみじみ思いました。
自分の周りには、「パソコンと一緒に育った」みたいな人も多いので、使われなくなっていることを知るのはなかなか難しいのですが、アンテナを張る努力はしておきたいなと思います。
…………「アンテナを張る」って通じるか不安になってきました。
- キセ
- さがみ社会保険労務士法人
湘南平塚オフィス所属 - WEB担当