急な暑さにやられてしまいそうなWEB担当です。
昨年からずっと、「病歴・就労状況等申立書」作成にあたって、ご利用者様の負担を軽減するツール開発に関わっております。
今月に入ってようやく、実装が見えてきまして、今は「こんなパターンではこのように出力される」という構成を考えているところです。
回答は適当ではなく、実際に使用していただいている想定で、架空の人物を作り上げて行います。
年を重ねても解消できない困難、成長と努力で軽減されていく悩み、周囲の環境での変化。
生まれたときにはこんなことがあって、小学生時代はこんな風に大変で、中学校ではこう転換があって、高校にはこういった選択をして……。
それを見ていたご家族が感じたこと、どうしても吐露したくなること。
意外なところだと、「WEB担当とは異なる文章のクセ」まで考えます。これは、私の文章のクセで回答すると、プログラムで処理しやすい回答に寄ってしまうためです。
色んなことを思い描きながら文章化し、それを今度は選択肢に変換し、選択肢をプログラム処理用の指示に変換し、プログラムをもとにまた文章化するという作業をしています。
ただ、プログラム化するにあたっては、どうしても情報を削ぎ落としていく必要があります。
想像した人物の訴えたいことが選択肢になくて、「ねえ、これどこで言えばいいの?」と頭の中で抗議され、「えっ、じゃあ、ここで……」と追加の解答欄を置いたり、設問文での案内を追加したりすることになります。
逆に「残念だけど、それについては障害年金の審査では参考にされないからやめとこう」と諭して、削除したり、さらには「忘れがちだけど、こんなことあるんじゃない?」と、提案してみたりもします。
人の人生を数値化するわけですから、調整がなかなか難しく、「いやこの情報はきっと言いたいのでは、でも障害年金にはあんまり要らないような」と、毎日頭を悩ませています。
ですが、開発も終盤、ご利用者様の負担軽減のために頑張っていきます!
- キセ
- さがみ社会保険労務士法人
湘南平塚オフィス所属 - WEB担当