ごあいさつ
はじめまして。湘南平塚オフィスの畠山と申します。
前職では精神科単科の病院のソーシャルワーカー(精神保健福祉士)として勤務しておりました。
ソーシャルワーカーという職種をご存じでしょうか。
このサイトのなかでもたびたび登場しておりますが、知らないという方もいらっしゃると思います。
ソーシャルワーカー(精神保健福祉士)とは
病院では大体「医療福祉相談室」という部署にいます。クリニックでは配置がないところもありますが、デイケアがあるところには配置されています。
「何をしてくれる人なのか」と聞かれることがあります。
色々な病院の医療福祉相談室の紹介にはこのように紹介されていることが多いです。
医療福祉相談室
・病気や障害のこと
・受診や入院のこと
・入院費や経済的問題・社会資源の利用援助
・社会復帰や社会参加に関すること
相談は無料です。お気軽にご相談ください。
ざっくり言うと色々なご相談を受け付けています。
社会資源の活用
それでは、ワーカーっぽく社会資源について少しお話したいと思います。
社会資源というと福祉的制度や施設などを思い浮かべる方も多いかと思います。
障害年金ももちろんその一つですね。
社会資源とは、少しでもよい状態で自分らしく日常生活を送れるように活用できる、制度や人、諸々です。制度だけではなく、家族や近所の人、医者や看護師、精神保健福祉士、社会保険労務士も社会資源です。
日本ではいろいろな制度が申請主義なので「困った」と言わないと必要な制度につながりにくいです。なので、まずは人を活用してください。
家族の力が強い方や他人に迷惑をかけたくないという気持ちが強い方は、目一杯頑張って疲れ切って相談されることがあります。
「遠慮する必要はありません」とは言われてもなかなか言いづらいものですよね。
元病院職員として申しますと、診察の場面でもすれ違った看護師でも受付さんでも大丈夫です。メモを渡してくれても大丈夫です。
また、先生に言うと薬を増やされそうだから言えない。ドリフ診察で伝えられない。いろいろありますよね。そんなときも是非ご活用ください。
コントグループ、ドリフターズに由来することばで、定形質問だけして、1~2分で終わる診察のことを言います。
先生への伝え方も一緒に考えます。
ワーカーは問題をてきぱき解決しないことがあります。そのため他職種から煙たがられることもあります。それでも患者さんやご家族と一緒に考えます。
あがむの法則
・あせらない
・がんばりすぎない
・むりをしない
疾病プログラムで使っていたマンガに出てくる法則ですが誰にも当てはまるものだと思います。
抱え込まず、時に迷惑をかけながら生活ができるとよいと思います。
それでは、これからもどうぞよろしくおねがいします。
- 畠山
- さがみ社会保険労務士法人
湘南平塚オフィス所属 - 精神保健福祉士、社会福祉士、介護福祉士