横浜オフィスの黒川です。
コロナが一向に収束せず、黒岩知事が神奈川版の緊急事態宣言を発出し、不要不急の外出はできません。気分転換に散歩をするくらいです。
写真は東横線のある駅付近です。自宅から徒歩圏内にあるささやかな自然を見つけました。
ほんの一瞬、気持ちが落ち着きます。
先日、お客様の年金記録を受け取りに年金事務所に出向いた所、年金記録漏れがあることが判明しました。
年金の記録は、昔は厚生年金に加入時に年金番号が付けられ、国民年金番号も別にありました。
平成9年1月に「基礎年金番号」に統一されてからは、国民年金と厚生年金が統一されて、記録が一本化されています。
平成19年当時、「年金記録問題」といわれる、基礎年金番号に統合されていない記録が5000万件あることが判明しました。誰の基礎年金番号にも統合されていない記録です。これがいわゆる宙にういた年金記録です。
この未統合の記録判明の為の対応と、今後の管理体制で、これ以降は年金定期便や特別便、年金ネット等のシステム化の対応が進み改善しております。
しかし、いまだに統合されていない過去の記録も2000万件あります。(すでに亡くなられ方も含みます)
当社では、納付要件を確認する際に、記録の一式を取り寄せます。
生活保護の方で、法定免除の漏れや、3号(配偶者の)の漏れはいまだにあり、整備依頼をさせていただくことはございました。
今回のお客様は、基礎年金番号の記録は国民年金のみでした。
旧姓で独身時代に厚生年金に加入していた記録が、基礎年金番号に統合されておりませんでしたので、障害年金申請時に一緒に統合して頂くことにしました。
◎年金記録は、老齢年金の金額に反映します。また、障害年金の納付要件にも、足りないことで申請できない場合、万が一、年金記録も漏れがあった場合に、統合することにより申請できるかもしれません。
記録漏れの多いパターンとして
・転職が多い
・姓が変わった
・名前の読み方が複数あり、まちがえやすい
・会社の倒産、合併、社名変更があった
・試用期間があった。
などの方です。
思い当たる方がいらっしゃいましたら、年金事務所で「制度共通保険者記録照会回答票(職歴原簿参照)」を取り寄せ一度確認することをお勧め致します。
- 黒川
- さがみ社会保険労務士法人
横浜オフィス マネージャー- 社会保険労務士・社会福祉士・両立支援コーディネーター