代表社員の小西です。
2018年6月、WHO(国際保健機関)は国際疾病分類第11版(ICD-11)を公表しました。厚生労働省を含め日本の行政機関はICD-10を30年間近く使用してきましたが、近い将来には障害年金審査でもICD-11が適用になります。
ICD-11では、新たに精神疾患としてギャンブル依存症のカテゴリに分類されたものとして、ゲーム障害(gaming disorder)があります。
ゲーム障害の主な症状は、ゲームをする頻度や長さを自分で制御できず、ゲームを生活での利益や日常活動よりも優先し、問題が生じてもゲームを継続して個人、家庭、社会、教育、職業など重要な機能の障害をもたらします。
私は小学生以来、ゲームに熱中したことはなかったのですが、40才台半ばになって「桃鉄」にハマってしまいました。最初は家族で対戦する程度だったのですが、すぐに物足りなくなりコンピューターと戦うようになりました。今では2人の「さくま名人(最強の相手)」に勝てるようになりました。
ハマり始めたのが去年の12月で、ちょうど今年2月に行われた精神保健福祉士試験に向けて追い込みモードに入らなければならない時期でした。桃鉄がやりたい衝動をなんとか抑えて最低限の学習時間を確保しましたが、それでも誘惑に負けて熱中し、夜中に連続5時間やっていた日もありました。試験が終わって最初に考えたのが、勉強からの解放感よりも、「これで思う存分桃鉄ができる!」だったので、ちょっと危険な傾向だなと焦りました。
桃鉄はオンライン対戦できるのですが、そこに足を踏み入れれば、いよいよ制御できなくなる可能性があるので自制しています。私は、パチンコや競馬などはやらないので理解できなかったのですが、「ギャンブル依存」もこれに似た衝動なのかも知れません。何ごともほどほどが肝心ですね。(自戒を込めて)
- 小西 一航
- さがみ社会保険労務士法人
代表社員 - 社会保険労務士・精神保健福祉士