皆様、菊池桃子さんご存じですよね。昔からのアイドル、女優、そして最近では、ご結婚でも話題になりました。
昨年、社労士会の50周年のフォーラム「働き方改革」での公演会を社労士の先輩に誘われて行って参りました。
その時のゲストに菊池桃子さんがいらっしゃいました。さすがにおきれいで、若い頃と変わらぬ可愛さでした。
現在は、戸板女子短期大学の客員教授としてご活躍されています。
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、彼女のお嬢さんは、乳幼児期脳梗塞により体に麻痺が残ってしまいました。お子様を育てるにあたり、大変な思いをされたこと等、それから大学で学んだことなどお話しされました。お子様の件をきっかけに大学で「多様な生き方や働き方」について学ばれ、とてもわかりやすく心に入ってくるお話しでした。
その中で、ご紹介された本が「日本でいちばんたいせつにしたい会社」でした。シリーズで発刊されています。1冊あたり5社、具体的な社名入りです。今、コロナ禍で、多くの会社が苦しい思いをしております。そんな中「雇用」について改めて感じさせてくれます。
私の頭に残ったF社の話ですが、採用枠は1人。養護学校からは3人推薦され1人を選考します。その中で誰もが障害が一番軽度のAさんが選ばれると思っていましたが、選ばれたのは、自閉症の一番重度のCさんでした。「Aさん、Bさんは他でも仕事をすることができる。Cさんは、当社で採用しなければ一生機会を失うかもしれないと。」採用後、当初筆談でのやり取りでしたが、何年もかけて話ができるようになったそうです。
F社のように会社の利益だけでなく、社員の幸せ、地域貢献などを考慮した会社が多く存在していることを教えてくれます。
- 黒川
- さがみ社会保険労務士法人
横浜オフィス マネージャー- 社会保険労務士・社会福祉士・両立支援コーディネーター