この写真、なんだと思いますか?
って、タイトルに書いてしまいましたね。
そう、実はこれ石鹸(ハンドソープ)なんです。
もちろん、中に入っているフルーツも石鹸でできています。
この石鹸は特例子会社である株式会社リンクラインで働く障害者の人たちによって作られています。
株式会社リンクラインには精神障害や知的障害の方もいらっしゃいます。
そして、この会社の持つブランドが 「li’ili’i(リィリィ)」です。
特例子会社について少しご説明しましょう。
障害者雇用促進法により、45.5人以上の従業員のいる会社は、一定の障害者雇用率を達成しなければなりません。
条件を満たすことによって特例子会社を設立すると、そこで雇用している障害者である従業員を、親会社の障害者雇用率に算入することができます。
「障害のある方が働きやすいよう配慮する」というのも、特例子会社として認められるための条件のひとつです。
詳しくは、「障害年金とは」の「関連する福祉サービス」をご覧ください。
残念ながら、多くの特例子会社では、「儲かる」と言えるような仕事づくりはできていません。
しかし、写真をご覧いただければ分かるとおり、この商品はとっても可愛くて目を引く、若い人の言葉で言うなら「インスタ映え」するような価値を持っています。
もちろん、売上も上々だそうです。
「特例子会社だから儲けが出なくても仕方ない」ではなく、特例子会社でも創意工夫し、ブランドとして確立すれば利益を生み出せる。障害者雇用でも稼ぐことを目指していい。
そんなことを証明した、素晴らしい取り組みだと思います。
- キセ
- さがみ社会保険労務士法人
湘南平塚オフィス所属 - WEB担当