花粉の季節ですね。
血液検査をしても花粉に反応しないのに、春になると目がかゆいWEB担当です。
さて、先日の令和4年4月1日に、年金制度が改正されたわけですが、WEB担当としてもあっちを修正し、こっちを修正しでバタバタでした。
そんな中、思わぬ影響をもたらすものがありました──。
それは、タイトルにもあるとおり、年金手帳の廃止です。
廃止といっても、お手元の年金手帳に記載されている年金番号まで無効になるわけではありませんので、ご安心ください。
さて、私個人の年金手帳は、会社に預けっぱなしか、家でしまいっぱなしのどちらかで、転職のとき以外に取り出した記憶がありません。
紛失や手続きの重複を避けるため、手帳を預かる会社がありました。
では、そんな年金手帳が廃止になったところで、何に影響が出るというのか? と言いますと、ずばり
「年金制度という概念」です。
年金手帳は今まで、年金制度を象徴する、分かりやすい「記号」の役目も果たしていました。
例を上げるのであれば、ネットニュースの一覧が分かりやすいでしょう。
年金手帳の写真やイラストがあれば、文字を読まなくても「あ、きっとこれは年金に関する記事だな」と感じるのではないでしょうか。
当社のサイトでも、色んな所に年金手帳の写真やイラストが使われています。
しかし、年金手帳がなくなってしまうということは、その「記号」がなくなってしまうというわけです。
制度変更から1週間。現時点では、20歳以上のほとんどの方が年金手帳を所持しているので、しばらくの間は、年金手帳が年金を象徴する記号であることに変わりはないでしょう。
しかし、いずれ「受話器」を知らない世代が増えたのと同じように「年金手帳」を知らない世代も増えていくはずです。
そのとき、携帯電話・スマートフォンの発信・終話マークに「受話器」が使われ続けているのと同様に、完全に記号化されて残るのか、すっかり消えてしまうのか……。
今から少しドキドキしているWEB担当なのでした。
- キセ
- さがみ社会保険労務士法人
湘南平塚オフィス所属 - WEB担当