横浜オフィスの黒川です。
2月6日に社会福祉士の国家試験を受験し、本日合格発表でした。
発表までドキドキしましたが、無事、合格することができました。
社会福祉士とは、「社会福祉士及び介護福祉士法」の第2条第1項において以下のように定義されています。
社会福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもつて、身体上若しくは精神上の障害があること又は環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービスを提供する者その他の関係者との連絡及び調整、その他の援助を行うことを業とする者をいう。
私は、これまで年金業務に携わっていたことから、年金アドバイザーや社会保険労務士の資格を活かし業務にあたってまいりました。
今回、受給を目指した理由は、障害年金を受給ご検討の依頼者様に、ご病気の方への対応を学ぶことや、年金以外の社会資源、福祉的利用へのご相談もお伝えできるように学ぶことが必要と感じたからでございます。
代表の小西が昨年お伝えした通り、社会福祉士も、精神保健福祉士同様に、受験資格を得るために約1年半の通信課程を修了することが必要です。
レポートと課題の提出に追われ、締め切りギリギリにとりあえず出せばという気持ちで日々追われておりました。
通信課程ですが、講義はスクーリングで土日のみ出席でしたので、仕事に影響はありませんでした。
問題は実習でした。
コロナ禍で近隣の施設ではなく、自宅や事務所から遠方の施設でしか受け入れてもらえませんでした。
学校側も、コロナ関係で受け入れ先や日程の調整で苦労されておりました。カリキュラムを終えないと、受験資格がないからです。
そのような事情から、施設での実習は仕事と実習の両立が厳しく、精神的にも肉体的にもかなりきつく、辛い日々でした
実習の期間中、支えてくれたスタッフや家族には感謝の言葉しかございません。
社会福祉士の合格率が30%前後といわれています。その科目の多さにあります。
以下、社会福祉士講座で学んだ一覧です。
- 人体の構造と機能及び疾病
- 心理学的理論と心理学的支援
- 社会理論と社会システム
- 現代社会と福祉
- 社会調査の基礎
- 相談援助の基礎と専門職
- 相談援助の理論と方法
- 地域福祉の理論と方法
- 福祉行財政と福祉計画
- 福祉サービスの組織と運営
- 社会保障
- 高齢者に対する支援と介護保険制度
- 障害者に対する支援と障害者自立支援制度
- 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度
- 低所得者に対する支援と生活保護制度
- 保健医療サービス
- 就労支援サービス
- 権利擁護と成年後見制度
- 更生保護制度
勉強することで、資格取得目的だけでなく、19科目で福祉全体を学ぶことができました。
19科目のなかには、苦手である人名や年号の暗記、福祉の歴史、社会システムなどがありました。
得意である年金を含めた社会保障科目。
また、人体の構造と機能及び疾病、心理学、相談援助などは、障害年金の相談を受ける上で、大変役にたち興味をもてた科目など様々です。
また、就労支援サービスや障害者に対するサービスなど、部分的な知識な知識でしたが、しくみから学ぶことで、横断的につながりました。
勉強ができる機会を与えてくださった皆様に感謝申し上げます。
これらの勉強した結果を活かし、日々の生活や業務で地域貢献、ご依頼者様方のお力になれるよう、活かしていきたいと思っております。
- 黒川
- さがみ社会保険労務士法人
横浜オフィス マネージャー- 社会保険労務士・社会福祉士・両立支援コーディネーター