今回も引き続きKOKORONEメンタルクリニック院長の龍田 哲行先生にお話をお伺いします。
第1回と第2回は、それぞれ業のきっかけや開業に向けてのお話、第3回は施設のコンセプトのお話をお伺いしました。
今回は、ヨガスタジオについてお伺いしていきます。
ヨガスタジオについて
私は「何も考えないでリラックス」というのが全然できません。
そういった人でも、トレーニングを重ねていくことで、できるようになりますか?
「何も考えない」については、できないですね。
僕たちの脳は、なにも考えないようにするということはできません。普段、生活してて「ぼーっとしてなにも考えてなかった」っていうようなときは、おそらく、考えていたことに気づいていなかっただけです。
「心を無にすることは、実はできない」っていうことは、プログラムやヨガでも伝えています。
リラックスについては、コツがつかめるようになっていきますよ。
プログラムとヨガは別なんですね
先生も指導されているとのことでしたが
はい、ヨガもそれ以外の4つのプログラムも僕と中村は、毎日やっています。
変な話、薬を出すだけだったら僕じゃなくてもいいと思ってるんですよね。誰が出しても大きな違いはないんじゃないかと。
薬をどんなに多く出したって、1日朝昼晩3回、合計で5分もあれば飲み終わってしまう。じゃあ、それ以外の十数時間をどうやって過ごすのか、どんなメンタルを意識して過ごすのかっていうことの方がはるかに大事だと思うんです。そのスキルやコツを身に付けてもらうのが、このプログラムです。
新型コロナウィルス感染症拡大防止ための対応策について
本コーナーは、ユニークなアプローチで精神医療に取り組む医療・福祉従事者といった「精神科領域で活躍するプロフェッショナル」をご紹介し、メンタルの不調を抱えた方の選択肢を広げてもらおうというコンセプトのもと作成されています。
個人の紹介を目的としており、特定の医療機関への受診を促すものではありません。
また、障害年金への理解がある医師だからといって、実際の症状にそぐわない診断書を作成することはありません。
障害年金の受給だけを目的に受診し、事実と異なる診断書の作成を求めるようなことは行わないでください。